こんにちは!itookasiです。
昨日はクルージングで工場見学をしたような話を載せました。
良ければその1.からどうぞ↓
工場見学ぽいのが終わり、神ノ島へ。
神ノ島の全容です。
延長約750m、幅約100mの島です。
まるで涅槃像の様に見えませんか?
島は横から見ると3つに分かれています。頭ぽい所がオキ津島、手を組んでいるような所が、中津島、胴体ぽい所が狭依島です。
三つに分かれた由来には、「神様の恋の喧嘩」という話があります。
神ノ島の神と蕪島(かぶらじま)の神とが津村明神という姫神さんをめぐって勝負することになりました。
神ノ島の神が放った矢が蕪島の真ん中を射抜いて穴が開き、蕪島の神の太刀で神ノ島が三つに分かれたというものです。
なかなか勝負がつかなかったため、曽根沖の間島神が仲に入られて、津村明神さんは蕪島の神のお嫁さんになりました。
そして仲に入った間島神さんには津村明神に優るとも劣らない姫さんがおりまして、そちらの姫さんが神ノ島に嫁ぎました。
神ノ島には豊玉姫伝説というのもあります。
むかし、豊前の国に海幸(ホデリ)と山幸彦(ホオリ)という兄弟が住んでいました。
ホオリは兄から釣り針を借りて、苅田の浜で釣りをしていましたが、大きな魚に針を取られてしまいました。
兄が大切にしている針をなくして途方に暮れていると、豊玉姫と名乗る娘が現れ「私の父はこの海を支配しているワタツミといいます。きっとあなたの釣り針を探してくれるでしょう。」と話しかけてきました。
ホオリは豊玉姫に連れられ、姫の住む竜宮城を訪れました。
父のワタツミ(海の神)にも気に入られホオリは豊玉姫を嫁とし、楽しく過ごしました。
ホオリは3年ほど竜宮城で暮らしましたが、豊前に帰ることになり、身ごもっている豊玉姫を連れ豊前に向かいました。
神ノ島に近づいた時、豊玉姫が産気づいたので、神ノ島に産屋を建て、安産のお守りに鵜の羽を立てようとしました。
豊玉姫は「私は海の世界に住むものです、出産の際は海の世界に住む者の姿で出産しますので、私が子供を産む姿を絶対に見ないでください。」と云って産屋に入りました。
しかしホオリは心配のあまり、約束を破って産屋を覗いてしまいます。そこで見たのは苦しみにゆがんだ竜の姿でした。
正体を見られた豊玉姫は掟に従い、産まれた赤子を置き去りにして、海の世界に帰っていきました。
子供の名前は(うがやふきあえずのみこと)神武天皇の父をお産みになられたのです。・・・まだ続くのですが、神ノ島にまつわるエピソードはここまでです。
島に近づくと姫岩が出迎えてくれました。自然にできた岩らしいですが、お姫さんにしか見えません。真ん中に葉をもっている姫さん。
一人寂しく誰を待っているのでしょうか・・・。
「天空の城ラピュタ」の巨人兵のように主を待ちながら、守っているのかな?というおセンチな気持になりました。
神ノ島は、船着き場がないため、波の状態によっては入島できない島なのです。
詳しくはわかりませんが、年に4回しかないツアーなのも潮の関係なのかなぁと思ったりしました。
今回は波が穏やかだったため、船長からGOサインでました!
「やったー!」万歳して喜びました♪
船着き場がないため、島の防波堤みたいなところにくっつけて、船と陸が離れないように島から塩じいが引っ張ってくれているの間に入島します。
私たちが島にいる間、船長さんは、島から離れて待機してくれていたようです。
昭和30年代までは「道中」(みて)と呼ばれる砂の道があり、歩いて渡ることができたそうですが、港として、使いたかったため、道をなくしたそうです。ちょっと残念なエピソード。
市杵嶋姫尊(別名、狭依毘売命(さよりひめのみこと)を祀った市杵島神社(イチキシマジンジャ)。水の神、子育て、交通安全の守護神です。
市杵嶋姫は宗像三女神の一人です。
まずは、参拝。入島できたことに感謝。ありがとうございます。
無人島のわりには綺麗にされていました。神ノ島組合さんが維持してくれているのでしょう。
島全体が変成岩で構成されており、波風に浸食されてできた地形や地殻変動によって生じた地質が特徴らしいです。
この向こうに姫岩さんがいらっしゃるのですが、行けそうにないです。残念!
神ノ島には約30分ほど居れました。それ以上は潮の関係で無理みたいです。
厳かだからこそ、選ばれし者達になった気分で、ちょっと誇らしいような。
貴重な体験をさせて頂きました。私が予約した時も満員だったので、人気があるんだと思います。
次回は秋にあるそうです。
金額は1人1500円と安価です。
他にも本格的な工場見学(トヨタ、日産等)があったり、蕎麦打ち道場やパワースポットでヨガ体験など、興味深い体験プランが色々あります。
秋はどんなプランがあるのかな?楽しみです。
興味のある方は苅田町観光協会にお問い合わせしてみてください。塩じいはお問い合わせあると嬉しいと言っていました。
http://kanda-kanko.com/
TEL:093-434-5560
リンクの仕方がわからない・・・(;^_^Aすみません。
そして、塩じいから、苅田でご飯を食べていってくださいよ~とのこと。せっかくだから苅田でご飯食べていこう!
苅田のうどん屋「小泉」でうどんを食べました。
ここら辺のうどんとは違い、コシのあるうどん、讃岐うどんのお店です。
コシのあるうどん久しぶりに食べました。美味しい!
コシのないうどんに慣れてしまってましたが、コシのあるうどんやっぱりいいなぁ。艶々してて、綺麗でした。
私は生地うどん冷と昆布おにぎりに唐揚げ2個。
旦那さんは肉うどん大盛に、ごぼうのかき揚げ、唐揚げ、お稲荷さんです。
セルフサービスのお店です。お客さんが多くて列ができてました。
次々天ぷらが揚がっていきます。
どれも美味しそうでしたが、昔、唐揚げを食べたイメージがあったので今回は唐揚げ。
漬物と、天かす、ネギはお好きにどうぞです。
苅田を満喫してきました。プチ旅行した気分です。いとおかしなことです。
苅田町の名産とかないのか調べたらこんなのが・・・前に豊玉姫の描かれた焼酎買ったのに載ってなかった(;^_^A
意図はわからないけど、苅田町頑張ってます。